孫家拳とは?

孫祿堂先生(1861〜1933)の伝えた武術を総称して、孫家拳と呼びます。拳種は、形意拳、八卦拳、孫氏太極拳です。孫氏太極拳は、祿堂先生が形意拳、八卦拳、太極拳の精髄を融合して創始したもので、伝統太極拳の五大流派の一つに数えられています。
二代目は孫祿堂師の長女である故・孫剣雲老師で、現在はその高弟が教えを守り、世界中に広めています。
現在日本では、孫剣雲老師の弟子であり、当研究会の会長である後藤英二が、正しい孫家拳を日本に根付かせるべく指導に当たっています。

孫氏太極拳

孫氏太極拳は、既に形意拳、八卦拳の達人として名を成していた孫祿堂先生が、[赤β]為真先生に武式太極拳を学び、太極拳、形意拳、八卦拳の三派の特徴を融合して創始したものです。
特徴としては、小架式(腰が高く歩幅が狭い)で、前進するときは後ろ足を前足に寄せ、後退するときは前足を後ろ足に引き寄せます。胸の前で両手を開き閉じる開合動作も多く、これらの特徴から「開合活歩太極拳」とも呼ばれています。

形意拳

孫祿堂先生は幼年より李奎元先生の弟子として形意拳を学び、長じて後、郭雲深先生に学びました。形意拳は外形と内意を動物の特長に取り、高度に統一させた拳術と言えます。簡にして実、直線的でメリハリのある動作が特徴です。形意拳には、河北派、山西派、河南派があり、孫祿堂先生の形意拳は河北派に属します。

八卦拳

孫祿堂先生は八卦拳を、創始者・董海川先生の弟子、程廷華先生に学びました。八卦拳は拳を用いず掌を用いることから八卦掌とも呼ばれます。易経に理論的根拠を求め、変幻自在の歩法に特色があります。円周上を歩く走圏が練法として有名です。形意拳を「剛」、太極拳を「柔」とするならば、八卦拳は「変」と言い表すことができます。