形意拳解説

1.形意拳の概要

太極拳、八卦掌とともに、内家三拳の一つに数えられます。

民末清初に山西省の姫際可先生によって興されたとされます。この姫際可先生の拳は心意拳と称し、そこから心意六合拳と形意拳ができました。

現在の形意拳の形と名称が整い広く知られようになるのは、河北・李洛能先生の代になってからです。

形意拳の技法は、直線的で単純簡明、質実剛健と言われています。理論的基盤は「陰陽五行説」であり、基本技は木・火・土・金・水に配当された五本の拳から成る形意五行拳です。

形意拳は河北派と山西派に大別されています。河北派には劉奇蘭、郭雲深、李存義、張占魁の諸先生など、山西派には車毅斎、宋世栄の諸先生などがいます。


2.孫氏形意拳の系譜


姫際可(心意拳)→曹継武 → 戴龍邦(戴氏心意拳)→ 李洛能(形意拳) → 郭雲深 → 李魁元 → 孫祿堂 → 孫剣雲 → 後藤英二


孫祿堂先生は、李魁元先生に拝師しました。その後、李魁元先生は自分の師の郭雲深先生に孫祿堂先生を紹介し、孫祿堂先生は直接郭雲深先生に教えを受けることとなりました。

3.技法の構成


孫祿堂先生から孫剣雲老師に伝わったのは以下のような内容になります。

【徒手】

(1)三体式 ・・・ 站樁功

(2)形意五行拳

劈拳(金)、崩拳(木)、鑚拳(水)、炮拳(火)、横拳(土)

(3)形意連環拳 ・・・ 套路

(4)形意生剋拳 ・・・ 対打

(5)形意十二形拳

(6)八式拳 ・・・ 套路

(7)雑式捶 ・・・ 套路

(8)安身炮 ・・・ 対打


【兵器】

(1)純陽剣

(2)雪片刀

(3)双鈎